HIQパーツ サンディングスライダー

ムーンガンダムのフィンなどを作る時、プラ板でジグを作って加工したりしていたのですが
ズレたりして修正に手間取ったりする事が多かったので

角度が4種類から選べてより精度が高い加工ができそうなHIQパーツのサンディングスライダーを買ってみました。
価格は7,776円です。

内容物はサンディングスライダー本体とステッカー、それにヤスリの番手シールが入っていました。

本体はアルミ製の台座、ガイドコマ、POM樹脂製のスライドレールで構成されています。
ガイドコマは30°、45°、60°、90°の角度で固定可能。
ガイド穴があり、ガイドコマを軽く一方向に指で抑えながらネジを交互に締めれば固定できますが
誤差を極力少なくして正確な角度で固定したい場合は
一旦ネジを緩め各種定規やプロトラクターで角度を合わせながら固定してくださいとありました。

裏面は特になにもありません。なので滑りにくいカッティングマットなどの上で作業するように指示されていました。
サイズは横15cm、縦7.5cmほどです。

手頃なサイズなので場所を取らず作業しやすいです。

使い方ですがまずは任意の角度でガイドコマをセットし

スライドブロックに両面テープで紙やすりを貼ります。
幅は25mmなのでその幅のテープが推奨されていますがそれより細くても使用可能。
数ミリぐらいの小さい素材ならそちらのサイズに合わせた方が経済的だと思います。
(画像は手元にあった15mmのテープを使っています)

裏面も使えるので番手の違うヤスリを貼っておくと表面処理もスムーズです。
今回は400番と1000番を貼っています。

使い方は簡単で、ガイドコマで角度を決めたらガイドコマに素材を合わせ、
指で押さえながらスライドブロックのヤスリをスライドさせて削っていきます。
スライドブロックはPOM樹脂という摩擦係数が低い樹脂製になっていて
そのままでも滑るようにスライド可能。
注油は紙やすりなどが剥がれやすくなるのでしないように書かれていました。

反対にもガイド穴があるので左利きタイプにも出来ます。

早速色々なプラ材を削ってみました。
こちらは2mmの三角棒を30°で削ったもの。
レールを動かす時は引く時削ろうとすると引っかかりやすいので押す時に削るようにすると手早く作業できます。

3mmのプラパイプを45°で削ったもの。

3mmの凹形状のプラ棒を60°で削ったもの。

そして7mmのプラパイプを90°で削ったものです。
直径が25mm以下のものならなんでも正確な角度でエッジを潰すことなくヤスる事ができます。

フィンを作るためプラ板を積層したものを削ってみます。
こちらはわざと雑に瞬着で接着して試してみました。

結構雑に接着してもこんな感じで綺麗に仕上げられました。

角度は4種類からの選択式なのですが、
一応プラ板などでガイドを作ればそれ以外の角度でも削る事ができます。

十分削る事は可能ですが、精度はさすがにブロックのみの時より落ちるとは思います。

複雑な形状のプラ材を使って枠を組むような時も
エッジを削りすぎて両脇に隙間ができるという事もなく一発で綺麗に組めました。

注油の必要もないので掃除もプラの粉を払うぐらいで手軽でした。
値段はちょっと高いと思ったのですが、アルミ製なので剛性感がありPOMのスライドブロックの動きも滑らかで
エッジを潰さず手早く形状を整えられるのは予想以上に便利でした。
枠を組んだりする時もピッタリ合いますし、ヤスリがけが上手い方はともかく自分にはかなりの時間短縮になりそうなので
これから活用していきたいと思います。
(プレミアムバンダイ)

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(あみあみ)
・HIQパーツサンディングスライダー